平成12年9月12日、WENメンバ-13名で東京電力(株)技術開発センターのエネルギー・環境研究所を見学しました。
当研究所では、研究棟自身に新エネルギ-・省エネルギ-の技術を導入しエネルギ-の削減に取り組んでいます。
その1つが、太陽光発電です。研究棟の屋上に27kW、4~11階の南面バルコニ-に12kW、合計39kW(一般家庭の12軒分の電力に相当)の太陽光発電を設置しています。右写真は南面バルコニーに設置した太陽光発電パネル(淡いプルーの色)の様子を示しています。
トピックス1
新エネルギ-研究開発施設を見学してきました
見学日:平成12年9月12日
場所 :東京電力(株)技術開発センター エネルギー・環境研究所
全棟が省エネ設計
新エネの研究が盛ん
研究所では、太陽光発電、燃料電池などの新エネルギ-についての研究や、余剰の電力を蓄電するナトリウム-硫黄電池(NAS電池)の研究を行っていました。
太陽・風力などの自然エネルギ-は気象条件に左右されるため、安定して電力を供給することができません。
そのため、これら自然エネルギ-とNAS電池をタイアップさせ、新エネルギ-の有効活用をはかって行きたいとのことでした。
二酸化炭素の回収・固定は難しい
また、二酸化炭素の回収や固定、生物に与える影響についても研究していました。
火力発電所から二酸化炭素を回収する技術は実用段階ですが、回収するために発電量の30%のエネルギ-が必要で、このエネルギ-を如何に減少させるかが問題のようです。
また、回収した二酸化炭素の量は膨大なため、大部分を海洋に吸収させるしかないとのことでした。