このプロジェクトは、2008年4月に発足しました。
活動の第1歩はこのプロジェクトでもアンケート調査でした。
日々の生活の中で原子力発電による電気を使うことから発生する高レベルの放射性廃棄物も、一般市民の立場からみればくらしから発生するごみ・廃棄物であることは間違いありません。表現を変えれば「電気のごみ」ということにもなります。「くらしと放射線」プロジェクトでわたしたちが学んだ広汎な分野での放射線利用によって、研究所や病院、工場などからも放射性物質を含む廃棄物(ごみ)が発生します。
自治体や地域のとりきめにしたがって日々のごみの処理には関心も深く、まじめに行動している女性たちが、果たして放射性廃棄物にはどのくらい知識や情報を持ち・また意識しているのでしょうか。「くらしと放射線」プロジェクトの場合と同様、まずはそれを調べ、その後にWENとしてどんな活動をしてゆくべきなのか検討してゆきたいというのがアンケートのねらいでした。
2009年3月に調査結果の報告会を行い、その後は見学会を4回実施しました。
2021年には一般の方々がどのような認識を持たれているか、どのような情報提供を求めているかを知るためにウェブアンケートを実施しました。アンケート結果ならびに分析については報告書をご覧ください。
くらしと廃棄物アンケート結果報告 最終版
アンケート結果ならびに分析をプロジェクト内で検討し、2024年10月に「くらしと廃棄物」小冊子第4版を作成しました。これはパンフレットならびに電子ブック(e-book)でご覧いただけます。
今後は小冊子を広く配布し、くらしと廃棄物に関する情報提供を進め、皆様からのご意見やご要望をいただきながら反映し、コミュニケーション材料を開発するため検討を続けてまいります。